
非言語ってあんな感じか?
「非言語で伝える」と聞くと、なんかすごいコーチがすごい技術を使って魔法でも唱えているのではないかというようなイメージを持っていらっしゃる方がいるのではないか?
日常生活で非言語で伝わっていることってないのだろうか?
・ちょっと取引先との電話で10分くらい会議に遅れて会議室に入ったら、誰も何も言ってないのに「あっ、これものすごく雰囲気が悪い状態だ」というのが伝わったことがあります。
・友だちの家に呼ばれて、部屋に入ったら仲のいい友達がみんないて、なんか隠してるというかよそよそしい雰囲気が伝わって、「えっ?なになに?」と自分が言い始めたところで、「合格おめでとー!!!」みたいな友達たちの掛け声と一緒にクラッカー鳴ったりしたこともあります。
・私がマネージャーをしていた店舗で、ものすごくチームワークが良い状態を創り上げて、いざ年末商戦になると、みんながイキイキと協力的に仕事している雰囲気がお店中に波及して、それを正に今感じている社員も、アルバイトも、新人のスタッフでさえも、びっくりするくらいお客様にお買い上げいただいて最終的に物凄い結果になったことがあります。
・普段は明るく振舞っているのですが、頻繁に急に体調が悪くなったと言って仕事来なかったり、途中で帰ったり、何か気に入らないことがあると良くない怒り方をする女性アルバイトの方に、みんなが迷惑していたので、その子に「これだけ休むということは、この仕事で相当無理してしまっているだろうから、病院で治療して治るまでアルバイト休職したほうがいいのでは?」と伝えると「これって会社の上の人たちは知ってる事なんですか?」「一応お伝えしますが、この会話は録音させて頂いてます」と表情一つ変えずに言ってきて、年齢関係ないけど自分より一回り以上年下の女性から、背筋が凍るような雰囲気を醸し出されたことがあります。
こんな風に、非言語で良い情動だけではなく、味わいたくもないような感覚まで感じたことはあると思います。
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非言語で、相手の情動を変えてしまうところが注目したいところです。
・「えー大丈夫かな?」と不安に思っていたら、豪快な友達が肩をバシッと叩いて「がっはっは!」と笑いかけてきたのを見て、自分も不安に思っているのがバカバカしくなって一緒に「がっはっは!」と笑うみたいな。
・逆にスポーツなんかの試合で、一点差で負けてて残り時間少ないときにタイムアウトとって、監督とかキャプテンとかの話を聴いてるときに、なんかキャプテンから自信のなさが伝わってきて、チーム全員の不安が増幅していくみたいな。
これらすべて、自分がコーチングにおいてよく言ってる「自分の内側の輝きが波及する」ってことに繋がります。
コーチングセッションで、理論に基づいて会話してるだけというのは、「コーチングの書籍ではこう言ってますよ」というのを非言語で伝えているだけです。
コーチ自身が抽象度が高かったり、利他の精神だったり、自信があったり、何より幸せである訳ですから、クライアントの未来を確信したうえで、コーチの内側の輝きが、先ほどの「がっはっは!」ばりに非言語で伝わるわけですね。
それらを言語化したものが、「内部表現の書き換え」という技術となって鍛錬したコーチがいるわけです。
皆さんもセルフコーチングするにあたり、まずは今私は幸せで「ある」ということを認識しましょう。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。
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