
馴染みのなさすぎる世界を音楽で感じる
地球上の様々な場所で多くの芸術作品が創られている。
音楽の分野に絞ると、日本で多くの人と同じような生き方をしていると、その時代時代の流行りの日本音楽を聴いて行く可能性が高いと思います。
あとは、様々なタイミングで、英語圏のいわゆる「洋楽」を聴く機会も多くありますので、それにより幅広い年代の洋楽にハマっていく人も多いと思います。
この、「日本」「英語圏」の音楽より広い世界の音楽となると、テレビ見てるだけとか、興味のあるYouTube見てるだけとかでは、例えば不意に全く聴いたことのない国の、全く聴いたことのないジャンルの曲が聞こえてきても、認識にすら上がらない可能性が非常に高いと思います。
そんな知らない音楽に重要性を感じていないからですね。
しかし、様々な芸術に触れて、自分のセンスを磨いて豊かさの抽象度を上げるというゴール設定をすると、芸術に重要性を感じて認識できるようになってきます。
芸術に胸を打たれた時の情動というのは、自分のゴールのイメージにおいて、そのイメージに臨場感を感じるための未来の記憶づくりに役立ちます。
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そこで問題になってくるのが、いろんな音楽に注意深く耳を傾けるようになって、例えばインドカレーのお店で流れている音楽を聴くと、得体の知れない楽器を使った、得体の知れないアレンジによって「・・・こりゃわからん!」という、第一印象でシャットアウトする人がほとんどだと思います。
では、馴染みのある楽器で、馴染みのあるアレンジでワールドワイドな曲を聴いてみたらどうだろう?
「バークリー音楽大学」という、世界中のハイレベルなミュージシャンが集まる学校があるのですが、そこのYouTubeチャンネルを視聴すると、世界中の音楽が聴きやすいアレンジで聴くことができます。
各国の音楽エリートによる、様々なセンスに触れるのに役立ちます。
そこで聴いた下記の曲を一人で集中して聴いたら、胸が熱くなりました。
歌詞の内容を知る前に、音楽だけで胸にグッときました。
PC、スマホで聴くと低音が非常に弱いので、スピーカーやイヤホンで聴くと深みのある音質で聴けますので、聴く際はそのようにしてください。
歌っている人の名前が、Njoki Karu(ンジョキ カルさん?)なんて読むのかすらわかりません。曲名はOmba (Pray) なので、「祈り」ということでしょう。
スワヒリ語らしいです。何言ってるかわかりませんが、概要欄に英語訳の歌詞が載っていたので、ナイジェリアでテロリストアタックがあった際の悲しさを歌っていることはわかりました。
以下、曲の解説
アフリカでのテロ攻撃 (ガリッサの銃撃、ナイジェリアのボコ・ハラム、 マリでの銃撃、ブルンジでの継続的な殺害)と 世界でのテロ攻撃に照らして、 Njoki Karuは、人々が1人として一緒に立ち、 団結するように促すためにOmbaを書きました。 世界のために祈る。 この歌は「オンバ」と呼ばれ、祈りを意味し、 スワヒリ語で歌われています。 コーラスにはケニアの国歌のいくつかの単語が含まれており、 ブリッジは世界中のさまざまな言語で書かれています。
多くの人にとって馴染みやすい範囲のアレンジですし、情動的なコーラスがイヤホンで爆音で聴くとバシバシ自分の涙腺を刺激してきます。
アフリカとかさ、よほどのことが無い限り重要性を感じないと思うんですよ。なんか「世界平和」とか聞くと、アフリカの貧しい人たちを助けるみたいな先入観が走るくらいですね。
この曲は一例ですけど、アフリカだろうと、パナマどこよ!だろうと、それぞれに生き様と情動がある訳で、そのすべての国に行ってみる訳にはいきませんので、音楽がそれらを感じられる良い手段なのではないでしょうか?
そういった意味で「バークリー音楽大学」のYouTubeチャンネルはオススメです。
タイムリーな話題でいえば、韓国のBTSが音楽で国の壁を超え始めたところでもありますしね。
ワールドミュージックの、言語であって、でも意味わからないから非言語のような芸術を堪能することに重要性を置いて深めることにより、世界との団結感に触れる人生にシフトするとか、抽象度の高い、利他のマインドが醸成されるきっかけになるといいなと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。
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