味わい尽くすことが、存在の深みを育てる

プロコーチとして情報発信をしていると、コーチングの知識を駆使して「こうしたらいい」「ああしたらいい」と発信することも多々あります。
でも、本当に大切なことは別にあると感じています。
それは、今まさに問題だと感じていることと、ガッツリ向き合って味わい尽くすことです。
「解決」より「味わい尽くす」
「こういった問題を解決するには、コーチング理論でこうしたらいい」──これを実際にやってみる。
「こうしなきゃ」と思ってはいるけど、やらずに逃げてしまう。
そんなこと考える余裕がないほど「こりゃ辛いな」と痛感してみる。
逆に「コーチングで自分はうまくいってます」と装ってみる。
いろんなことを味わい尽くすまで、やってみたらいい。
これらすべてが、あなたの存在の深みを育てるプロセスなのです。
今この瞬間も完全な体験をしている
「自分が良くなることで、いろんな人に波及して循環することで拡がりを見せて良くなる」
でも、それは「将来良くなる」ということではありません。
あなたは今この瞬間も、完全な体験をしている存在なのです。
苦労していても、逃げていても、辛くても、装っていても──それはすべて「完全な体験」です。
不完全だから良くなる必要があるのではなく、今この瞬間も完全でありながら、さらに深まっていく。それが本当の成長です。
「上下」で捉えないということ
私たちはみな、「今この瞬間の完全な体験をしている全体の一部」です。
だから、「先行っててすごい人」とか「くすぶっていて、なにも成してない人」というような「上下」で捉えることではないのです。
あなたも、私も、あの人も。
コーチングを実践している人も、知らない人も。
問題を抱えている人も、解決した人も。
すべて「同じ全体の表現」にすぎません。
この視点に立つと、「早く解決しなければ」「こうあるべきだ」という焦りが静まっていきます。
味わい尽くすことが、深みを育てる
問題に苦労しているとき、私たちはつい「早く解決したい」と思います。
でも、その問題と向き合い、味わい尽くすことで、あなたの存在はどっしりと地に足がついていきます。
- 理論を試して、うまくいかなかった体験
- 逃げたいと思って、実際に逃げた体験
- 「辛い」と痛感した体験
- 「うまくいってる」と装ってみた体験
これらすべてが、あなたの根を深く長く育てます。
そして、その深みこそが、他者に波及する「在り方」になるのです。
「あぁしてあげたい」ではなく、共に在る
プロコーチとして、私も「あぁしてあげたい」「こうしてあげたい」と思うことがあります。
でも、それ以上に大切なのは、その人が今、味わい尽くしているプロセスを信頼することです。
なぜなら、その人も「今この瞬間の完全な体験をしている存在」だからです。
私ができるのは、解決策を提示することではなく、その人が自分の体験を味わい尽くすことを支えること。共に在ること。
結局、良い方へ進んでいく
あなたも、私も、あの人も。
いろいろありながらも、結局良い方へ進んでいくのです。
だから、「本当にそうだな」と心から感じられるまで、いろんな目に遭って味わい尽くせばいい。
焦らなくていい。今すぐ解決しなくてもいい。
あなたが今、その問題と向き合っているなら、それ自体が完全なプロセスなのです。
まとめ:問題は敵ではなく、深みを育てる養分
問題を「敵」として見るのではなく、「存在の深みを育てる養分」として観る。
解決を急ぐのではなく、味わい尽くす。
上下で判断するのではなく、すべてを「全体の表現」として観る。
そうやって、どっしりと地に足ついた存在になっていく。
その存在の深みが、言葉にならない形で、自然と他者に波及していきます。
今、あなたが抱えている問題は、あなたを苦しめるためにあるのではありません。
あなたの存在を、より深く、より豊かに育てるためにあります。
だから、解決を急がず、その問題とガッツリ向き合い、味わい尽くしてください。
逃げてもいい。辛いと感じてもいい。装ってもいい。カッコ悪くてもいい。悦に浸ってもいい。
すべてが、あなたの根を深く育てるプロセスです。
そして気づくでしょう。
あなたは今この瞬間も、完全な体験をしている存在だということに。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。
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