コーチング理論の抽象度が求める「止められてもやりたい」の真意

コーチングを学ぶ人と受ける人の決定的な違い
コーチングに興味を持ち、理論を学ぶ人は数多く存在します。書籍を読み、セミナーに参加し、資格を取得する人も珍しくありません。しかし、資格を取得する際のコーチングセッションではなく、実際に有償でコーチングセッションのみを受けた経験を持つ人となると、その数は激減します。
この現象の背後には、重要な認識のズレが隠れています。
現状の外に設定されたゴールの本質
コーチング理論の核心の一つに「ゴールは現状の外に設定する」という原則があります。ゴールとは、現在の延長線上では達成できないものであり、だからこそ「止められてもやりたい」という強い動機を伴うものです。
ここで多くの人が陥る罠は、物理的な制約を理由に「自分のゴール達成の為に、コーチング受けるという方法は認識できるけど、今は無理だから、いつかコーチングを受けたい」と先延ばしにしてしまうことです。しかし、これは根本的な誤解なのです。
現状の外のゴールであれば、現状の自分が「無理だ」と感じるのは当然です。現状の論理で判断できる範囲内であれば、それはすでに現状の内側に留まっているということになります。
覚悟を持った実践の重要性
私自身の経験を振り返ると、認定コーチになるための養成講座でコーチングを受けた際は、「資格取得による明確なメリット」という現状の損得勘定ありきでした。これは確実な投資として理解できる範囲内の行動でした。
しかし、認定取得後に更なる変化を求めた時は状況が全く異なりました。八方塞がりのような気持ちになり、貯金は底をつき、成功の保証は一切ない状態。それでも「どうしても切り開きたいこと」があったため、物理的には「今は無理」としか思えない状況でコーチに会いに行き、心臓が飛び出しそうな緊張と冷や汗の中、コーチングセッションに申し込んで、貯金もない状態から方法を発明して支払うことが出来ました。
そして、それ以降数年もの間、現在も継続してコーチングを受けています。コーチングを受けられない物理的理由が浮かぶけど、まずはやってみていろんな経験をして、方法を発明しながら「コーチングを受けた」という事実に変えていってるのです。
この違いこそが、真のゴール達成への分岐点だったのです。
現状の外への移行メカニズム
現状の外のゴールを設定した時点で、そこには現在の自分では想像できない展開が待っています。「行ったらどうなるか?」という現状の自分の予想など、簡単に超えられてしまうのが現実です。
物理的な制約を並べて「今は無理」と結論づけることは、実は無限の可能性を自ら閉ざしているに過ぎません。止められてもやりたいことなら、手ぶらでも最低限の準備でも、まずは乗り込んでみることが重要です。
ゴール設定の真贋を見極める
ただし、ここで重要な前提があります。あなたのゴールが「現状の外の止められてもやりたいゴール」である必要があります。
書籍で読んだ素晴らしいゴールに対して「自分もそうしたいなぁ」程度の憧れレベルであれば、無理をして行動を起こすよりも、現状に留まる選択する方が賢明かもしれません。
そのような場合は、現状の良い面に焦点を当て、感謝の気持ちを育むことで、現状への不満から生じる確証バイアスを和らげることができるでしょう。
実践への転換点
コーチング理論は、止められてもやりたいゴールをサポートするほどの高い抽象度を持つ体系です。だからこそ、真のゴールを持つ人にとっては、「今は無理」と思える状況こそが、実は「すぐにやってみることができる」チャンスなのです。
止められてもやりたいことがあるなら、思わず行動してしまうものです。それが現状の外のゴールが持つ本来の力なのです。
物理的な制約は確かに存在しますが、それを言い訳にして現状に留まり続けるか、それとも覚悟を決めて一歩を踏み出すか。この選択が、あなたの人生の軌道を決定づけることになるでしょう。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。
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