型にはまるほど、コーチは小さくなる

「コーチらしく振る舞わないとダメだ」「プロとして見られたいから格好つけないと」──
私もかつて、そう思い込んでいました。
高いスーツを買って、いかにもなビジネスマン風のプロフィール写真を撮り、
難しい理論を語ってインテリジェンス感を醸し出す。
慈愛の人っぽく、誰もを優しく包み込む存在として振る舞う──。

でも気づいたんです。
これって全部、自分の核を発するためじゃなく、
“誰かの型”を借りて塗り固めただけの着ぐるみなんですよね。
自分を偽らないと自信が保てないなら、
それってつまり、自己のゴールに対する自己能力の自己評価が低い証拠です。
つまりエフィカシーが低いってこと。

実際、私のクライアントが選んでくれたのは、
そんな着飾った「理論通りのコーチ像」ではなくて、
想いを注いだ泥臭い発信や、自分自身が真剣に向き合っている姿でした。
セッション中だってそう。
「型通りの言葉」で教えるよりも、
自分の装いを脱ぎ捨てた自然体のときこそ、
存在同士がぶつかり合うような、本物のラポールが生まれました。

バンド活動も同じです。
カッコいいミュージシャンの真似をしたところで、
心に響くのは「誰かの焼き直し」じゃない。
魂を剥き出しにしてぶつけたステージだけが、人を動かすんです。

あなたも、もし「憧れの誰か」っぽく振舞っているなら、
それは結局、自分の力を出し切っていないということ。
ドリームサポーターとして人の夢を応援するのは素晴らしい。
でも、もしそれだけしかできていないなら、
あなた自身の存在を輝かせるエフィカシーは、本当は上がっていないかもしれません。

学んだ理論や型は道具であって、あなたの核ではない。
今のあなたがベストです。
型にはめて着飾るより、そのベストを表現し続けることでしか、
本当の深みもラポールも育ちません。
誰かの夢を応援するだけの養分になって終わらないように。
エフィカシーは作るものじゃない。
自分を生き抜けば、勝手に上がっていくんです。

だから今日から、怖くてもいいから、
「誰かっぽい自分」を一つずつ脱ぎ捨ててみてください。
あなたのまま、誰の型にもはまらず、
ドカンとぶつかってください。
それが唯一無二のあなたの発信力になります。

最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。

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