抽象度高いゴールを現実に落とす唯一の方法

「こうなりたい」
「こうしたい」
「こうだった」
人は未来や過去に想いを馳せることで、
現状を超えた自分を描こうとします。
でも、どれだけ抽象度の高いゴールを掲げたところで、
そのまま想いに浸っているだけでは何も流れ出しません。

「未来から時間が流れる」
「過去は関係ない」
そんな言葉を聞くと、心が慰められる気がします。
けれど、それは今を生きる行動があって初めて力を持つ言葉です。
何もせずにただ不足感を抑え込むための御守りにしてしまえば、
やがて抑え込んだものは溢れ出し、
誰よりも自分が苦しくなることを、
本当は一番わかっているはずです。

どれほどポジティブな自分を装っても、
「助けて」と叫びたくなる瞬間は必ず訪れます。
どれだけ崇高な理想を語っても、
物理世界での“今”の体感を他人のせいにしたり、
逆に自分を責めて苦しむ限り、
抽象度の高いゴールなど絵に描いた餅です。

現状の外を目指すのなら、
結局は淡々と能動的に行動し、
どんな結果も逃げずに受け止めるしかありません。
誰かを非難する必要もなく、
自分を責め立てる必要もないのです。
知識も技術も科学も、
それ自体が絶対解を示してくれるわけではありません。
補完ツールとして役立てれば十分です。

行動して結果に執着せず、
良いも悪いも含めて全面的に受け入れていく。
この積み重ねが、やがてあなたの抽象度を拡げます。
目の前の小さな出来事も、
「あぁ、流れに乗っている」と体感できる瞬間がきっと来るのです。

残念ながら、こうした実践を飛ばして
「もっと具体的で完璧な方法があるはず」と
探し回って彷徨う人がたくさんいます。
そして、そういう人の不足感を慰めて依存させるような
コミュニティが多く存在するのも事実です。
それが必ずしも悪いとは言いません。
依存してでも危険な方向に行かないで済むなら
一つの役割なのかもしれません。

でも、
あなたが本当に現状の外に踏み出したいのなら──
誰かが作った慰めに浸り続けるだけではなく、
自分でやってみてください。
失敗も葛藤も、すべてを味わい切る。
そこからしか、“本当に”流れは始まりません。

さあ、抽象度の高いゴールを語るだけの自分を越えて、
自分の足で一歩を踏み出してみてください。
あなたの現状の外は、
いつも「今この瞬間の体感」からしか始まらないのです。

最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。

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