職業を設定してファイナンスの現実を観る

職業とファイナンスを分けて考える。
コーチングに魅力を感じるきっかけが「好きなことを職業にしてお金持ちになる」というのが、
学ぶことによって本当に実現するのではないか?と感じた人も多いことでしょう。
だって、目の前でとんでもなく富裕層のごとき生活が繰り広げられていて、
ものすごいコーチング理論を引っさげて「君ならできる」って言ってるんだもん。
しかも「ぶっ飛んだゴール」なんて言われた日には、思いを馳せます。
初めは、そこそこ成功体験の臨場感を持ち合わせている人にしか認識できない理論でしたが、
だんだんと「その他大勢」の範疇で生活している人にまで聞こえるようになって、
一世一代の決意で「プロコーチとしてやっていく!」と乗り出す人が出てきました。
なんか、年商一億円の会社を経営していた人が、事業に困難が押し寄せて倒産したけど、
数年後には復活どころか、更に年商を伸ばすに至ったという話を聞いたことありますよね。
倒産によってコンフォートゾーンの外に一時的に出たけど、慌てて戻るってやつです。
職業のゴールは「社会に自分の機能を提供すること」ですので、お金は関係ありません。
「社会に提供」ですので、自分だけ満足することでは「趣味」ということになります。
趣味は豊かな人生にとって非常に重要ですので、何の生産性も生まない趣味は持ちましょう!
(厳密に言えば趣味にかけたコストによって潤う人がいるので、生産性は発生しますが)
そうなると職業に就くにあたり、「やりたいこと」というのは大前提で、
社会に「なにを与えるのか?」を、提供側が設定してイメージして行動することが必要です。
「趣味を発信する」というのとは、発信の意義が違いますのでエネルギーが別物なのです。
「趣味を発信する」だと、ゴールは自分が楽しくて誰の評価も関係ありません。
あなたが社会に提供するものを、受け取る側がどんな風に必要だと感じて頂けるのか?
翻ってあなたも生活していて、誰かが社会に提供したものを必要として感謝と共に受け取っています。
縁起による関係性によって、意識するしないに関わらず「すべて受け取っている」のです。
すべて受け取っているので、あなたは成り立っていて、宇宙が成り立っています。
あなたも与えていて、誰かが受け取っているので、宇宙が成り立っています。
循環しているのです。
アプリオリなものはなく、循環によって常にすべてが変化していきます。
自分の機能を社会に提供して、どんな世界になると決めるのか?
自分が提供したいことで相手に感動を与えていくと決めたのであれば、
必要な情報を認識し始めますが、なにせ現状の外へ実際に踏み出す情報ですので、
実際に踏み出して体験する行動が必要となります。
そこでやりたいことを情報発信するにあたり、
自分のどんな提供が相手にどんな風に与えるのかというゴールが無ければ、
ただ自分なりに発信する人に留まります。
「こんな風に感動を与えたい」のであれば、与えるものを実際に創り出して発信し続ける。
設定して創り出さなければ、相手を揺らすに至ることはありません。
どんな世界にするのかを設定して、それを創り出すことを実践するのです。
そこからのファイナンスは別の話で、感動を与えてビジネスにするのであれば、
ビジネスでどんな世界にするのかを設定することによってアプローチは変わってきますが、
ビジネスを確立させるべく情報を認識して、実際に行動する必要があります。
「やったことないから」と、現状に留まりたいクリエイティブアボイダンスが機能しますが、
設定した世界に必要なのであれば、実際に行動を起こして掴み取るわけですので、
「やる」ということであり、やらずにそのままを選択するということは、現状が良いということ。
「やりたいことで生きていく」という人生に魅力を感じたのであれば、
やりたいことで、どんな世界にするのかを設定して創り上げる行動と、
生きていくために、どのようにファイナンスを回すのかを設定してしっかりやるのです。
ファイナンスに関しては、ビジネスとしての確立に向けて行動することはただの手段であり、
結局、BS、PL、キャッシュフローが機能していることが目的となるわけですので、
ポワーンとした「イメージに臨場感云々」から離れて、現実的に足し引きを学び実践するのです。
その現実的な学びと実践に対して、コーチングにありがちな「今ここを観ない」が発動して、
ファイナンスの目的をクリエイティブアボイダンスが機能して回避し続けることが多いです。
やりたいことに関しても「今ここを観ない」が発動して、自分ならではの発信をしないことが多い。
コーチングは、つまるところクライアントが職業もファイナンスも、
その他さまざまなゴールを実際にやるから、人生がまるごと変わるのです。
どんなに素晴らしい奥義を見て学んだところで、やり続けなければ奥義の目的には至りません。
与えたいものを創り切ってください。
ファイナンスの仕組みを構築し切って、足し引き管理し続けてください。
趣味や健康、いろんなゴールの世界を創るため行動し続けてください。
未来を設定したのも「今ここ」であり、過去をどのように捉えるかも「今ここ」です。
「今ここ」に生きないということは、動けずに留まっているということですので、
奥義を学んでもコンフォートゾーンが現状のままで居続けます。
「あなたはどうしたいのか?」ゴールの設定と「今ここを生きる」ことが必要です。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。
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