「窮地」はあなたが捉えて創り出したもの

「窮地に立たされる」という言葉がありますが、
FIGHT OR FLIGHT みたいな反射的状態は別として、窮地かどうか?というのは、
実は、同じ状況でも人それぞれ知識や経験で全く捉え方が変わってきます。
だいたいの教育プログラムを経ている人にとって、
手持ちのお金が無くなって、職にも就いてなく、住む場所も決まってないというのは、
そうなってなくても考えただけで恐怖を臨場感高く感じられるような、正に窮地です。
でもこれ、お金の知識が高い人や、この類の経験を経て乗り越えた臨場感を持ってる人にとって、
その時の「さぁ、どう解決していこうかな?」くらいの状態でしかなく、
恐怖のベールに覆い被されて潰れてしまうような感覚はありません。
これは「なんとかなってる臨場感の方が、恐怖のイメージ状態の臨場感よりも高い」ということ。
「I×V=R」を知っている人からしたら、その通りの結果ということですね。
全部同じであり、知識でも経験でも臨場感が強くなればいいのです。
臨場感の高い方がコンフォートゾーンになるということですから。
所感としては、貪るように知識をたくさん得て、
人生に降りかかりそうな恐怖の臨場感を打ち消すには相当な知識量が必要です。
学びまくって知識に偏らせて、「I×V=R」が実現するだろうか?
現状の外のゴールを設定して本気で踏み出し続けると、様々な体感を伴う出来事が起こります。
そうであったとしても、「自分はゴールを達成できる」という確信があれば、
止められてもやりたいことなのですから、起こる出来事を受け止めて踏み出せます。
しかし、コーチングに興味があって勉強したくらいだと、
どうしても窮地の恐ろしいイメージの臨場感が優位になります。
学んでエフィカシーが高い状態になったつもりでも、
窮地に立つとリラックスできず、容易に自己のゴール達成の自己評価は下がります。
窮地での体感を味わい、それでもゴールに対しての行動を継続すると、
いずれ味わいきり、抽象度が上がり、捉え方がゴールに対して広くなり、体感は終わります。
味わい切ると、もう同じ状況は窮地では無くなりますので、次の体験に進むのです。
ですので、どんなことがあっても現状の外へ踏み出し続けることで、
経験により窮地と捉えなくなり、乗り越えられない課題は来ないことを臨場感高く体感することで、
「自分はゴール達成できる」と確信するのです。
様々な体感することを都合の良い言い訳で避け続けると、
「場」の流れを滞らせることになりますので、イメージのみで同じ箇所を回り続けます。
同じ箇所を回り続けるということは、ゴールに進まずに現状維持し続けているということです。
自己のゴール達成に対する自己能力の自己評価に根拠は要りません。
「そうか!ゴール達成できると確信すればいいのか!」と言って確信できる人は、
居るならそれでいいですが、学んだ程度でヒョイっと確信できるに至る人は大変少ないでしょう。
とんでもない圧倒的な知識を得て、根拠はないがゴール達成できると確信するのか?
様々な臨場感体験を味わい切って、根拠はないがゴール達成できると確信するのか?
いずれにしても、「やらなきゃ何にもならない」ということ。
実践して、体感して、味わい切って、エフィカシーが上がっていくのです。
やるにしても、皆それぞれ信念があり、様々なスコトーマだらけなのは間違いありません。
コーチングを受けるとゴール達成への速度がグンと上がるのは、
クライアントの過去に支配されている訳でもないマインドのプロが、
クライアントの状態に応じて、脳と心の上手な使い方をオーダーメイドのごとく与えていくからです。
クライアントがいくら窮地だと思っていても、コーチは「他人事」みたいに笑い飛ばします。
「まぁ、窮地だと思うだろうな」と共感はするのですが、その状況に同調はしないのです。
コーチは「いずれ味わい切るよ」と確信しながら、脳と心の上手な使い方を与えて、
本気のエネルギーで、現状の外へ踏み出し続けるためのエフィカシーを上げ続けるのです。
そんなコーチの本気のエネルギーを受け取り循環させるには、
クライアント側も相当のエネルギーが必要であり、「絶対そうなりたい!」という言葉だけでは、
「気に入らなきゃ、いつでも辞めていい」という状態のままですので、効果はありません。
無料コーチングや安価コーチングでは、その場のテンションを上げるレベルなのです。
コーチングが高額という「お金」としか捉えない抽象度階層の話ではなく、
コーチとクライアントのエネルギーが渦巻き循環するエネルギーツールが「対価」ということ。
この抽象度階層に至ってからコーチングを受けることがスタートラインです。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。
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