体験を味わい切り自然に流す

私たちはコーチングを実践している訳ですから、
今確実にある幸福感が、スコトーマで隠れている状態でフラストレーションが堪っている人でも、
コーチのサポートを受けて実践し続ければ、そのうち幸福感を感じられてきます。
勘違いしてほしくないのは、学習だけでなくリアルな実践~invent on the way~が必須です。
「こんな目には遭いたくない」という思いが奥の方で駆け巡ると、パフォーマンスが落ちますので、
学んだことを都合よく解釈して「結局実践しない人がほとんど」ということを肝に銘じましょう。
マインドが調いながら幸福感を感じられるようになると、自然と目の前に幸せを用意しますし、
身の毛が逆立つほどゾワっと苛立ちを感じたときも、体感を丁寧に味わい流すことによって、
落ち着いて次の行動を取ると、結局うまくいって「自分は素晴らしい!」と清々しくなります。
幸福感を感じられて、一見イヤな体験も素晴らしさに変えていくことができる。
感謝も溢れ出して、相乗効果的にノリに乗っていきそうなのですが、
居心地が良くなることで、設定したゴールに対して具体的な行動を取らなくなる危険性があります。
翻って、やはり人間である私を見てください。
以前は、毎日のようにブログを投稿していたというのに、
幸福感をジワーっと感じて過ごすことに居心地の良さを感じて、全然投稿してないではないか!
現状のホメオスタシスは、やはり強力に維持を選択します。
しかし、現状の幸福感に執着しているとも、現状の幸福感をじっくり味わう時期とも取れます。
執着で考えるとhave toが顔を出し、都合よい解釈で考えると創造的回避が顔を出します。
どうとでも都合よく解釈したり、自分を戒めるように解釈したりできますが、
未来から流れた現在として観察すると、ゴール側のコンフォートゾーンになっていることに対して
宙ぶらりんのまま終わってない、自分にとって必要な体験が浮き彫りになります。
この宙ぶらりんの体験を丁寧に味わって、ただ流して手放す。
現状の幸福感も遠慮せずヒシヒシと、身体の反応を具体的に味わい切り、
心身にまで沁みることで次の体験がやってきます。
美味しい食事も、毎日続くと「飽きちゃって食べる気しない」となるんです。
「世の中には、まともに食事もとれない人がいるのに・・・」とか、罪悪感は不要。
体験は味わい切るまでグルグルするのですから、味わい切って手放すってことです。
この世に身体を持って体験しに来てるのですから、思う存分味わってください。
身体反応がどうなっているのか?じっくり思考を挟まず味わいながら
自分の現状から導き出した都合のいい解釈も、戒めもいらない。
幸福感を感じることでオーケーなのであれば、ただのお悩み相談になります。
幸福感は当然として、ゴール達成も当然「私ならできる」のです。
コーチはクライアントのゴールに対して「いい人」なんです。
結局、やってもやらなくても「あなたはどうしたいか?」ですので自由な選択であり、
やるにあたって、余計な思考でゴールへの道を自ら通せん坊していては「場」は動きません。
やらないうちに、自分が与えたいものが必要な誰かに与えられるのに逃しているんです。
あなたはどうしたいか?
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。
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