結局なにが重要なのか?を見失わない

19歳20歳ころ、バンドメンバー(ドラム)と一緒に、池袋に「ビートルズ展」を見に行った。
バンドメンバーといっても、ボクらは小学校からの同級生であり、
中2のとき彼の家に遊びに行ってビートルズを聴かせてもらったのがきっかけで大好きになった。
私の大切な思い出と相まって、心から大好きなビートルズのイベントなのでワクワクして行った。
ワクワクして行って見て、見終わったボクらの感想は・・・「そーいうことじゃない」ってこと。
よくよく考えてみたら、そりゃそうだなと気づかされたイベントでした。
ジョンが書いた手紙とか、貴重な写真とか、あれこれ展示してあって凄いんだろうけど、
「ボクらはビートルズの曲が大好きなのであり、手紙とかそーいうことじゃない」ってこと。
マニアにとっては価値あるイベントでも、ボクらには何も響かないことにより、
「結局、なにが重要なのか?」を抽象的に捉えるきっかけになったんです。
ボクらの輝きが、素晴らしい曲に反射して心に沁み渡ったんです。
でも、世の中の音楽ファンは人それぞれで、「曲もそうだけどアイドルの可愛さが好き」とか、
「あのミュージシャンの機材がマニアック」とか「他のみんなが聴いてる曲だから」とか、
曲の良さ以外に価値を見出して、「CD〇〇枚買ったら握手券もらえる」とか、
「オレも同じ機材集める」とか「話題についていくために購入する」ってのもあります。
ビジネス戦略として、そういったのは遥か昔から有用ですよね。
そして、よくよく考えてみたらコーチングや様々な分野にだって当てはまると実感しました。
分野ごとに「カリスマ」の役割を担ってる人がいるんです。
「カリスマ」が提唱している、素晴らしく有用な理論や実技や言動など。
それらを素晴らしいと認めつつ、「カリスマ」自体のファンになることで、
本を出版したら同じものを何冊だって買う人もいるし、大量のスパチャとかする人もいます。
団体によっては、洗脳して価値があると思わせて騙して売る人なんかもいますしね。
「自分にとって価値がある!」という信念で行動してるのですから全く問題ないのですが、
自分の仮のゴールにとって、何が重要でどこに(誰に)エネルギーを注ぎ込むのか?
これに盲目にならないことが、ゴール達成にとって非常に分かれ目のところです。
自分が満たされて溢れ出し、多くの人に注がれるためのエネルギーを、
情報に誘導されることで、「カリスマ」に多くを差し出しているだけなのかもしれません。
「結局、なにが重要なのか?」自己のゴールのフィルターを通すのがコーチングマインドです。
ビジネスとか利益とか、抽象度の低い話をしているように感じる人もいるかもしれませんが、
「カリスマ」って、とんでもなく優秀なビジネスマンであることは気づけるはずです。
ファンとして手段が目的にならないように、自己のゴールの基礎を固めたうえで楽しみましょう。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。
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