わかったわかった「で?どうするの?」

「〇〇が△△なんですよー」
「へーそうなんだー」
「で?」
この「で?」って、いかにも性格の悪そうな奴が言いそうな言葉のイメージないですか?
「なんで今月の売上実績が悪いの?」
「来店は問題ないのですが客単価が取れてなくて・・・」
「で?どうするの?」
こういう一昔前の(今もあるよね)上司が部下を詰める場面とかね。
実は、この「で?」って、「困らせてやろう」「追いつめてやろう」という悪意がなければ、
コーチングの要素が表れてくるんです。
未来をこうしたくて、でも現状はこんな感じで、過去をこう捉えてるんです。
いろいろ語っていただいたところで、「で?どうしたいんですか?」ということ。
現状がとても辛い状況なんです。
→「で?どうしたいの?」(そうなんですねぇ、未来をどうしましょうか?)
→未来をこうしたいんです。
→「で?何でこうしたいの?」(そんな想いがあるんですね!きっかけがあったんですか?)
こういうことがあって、こんな未来になったら多くの人に喜んでもらえるだろうなーって。
→「で?そのために何をするの?」(素晴らしいですね!今できることから始めましょう!)
→何をしたらいいか思い浮かばないんです。
→「で?どんな達成状況を描いてるの?」(それならゴールを達成した世界を描きましょう)
達成したら自分が豊かな生活になっていて嬉しくてぇ・・・。
→「で?知り合いはどうなってて、どんな世界になっていて、みんなどうなってるの?」
(もっと、自分だけでなく、達成した状態を事細かに描いて、臨場感を感じてみましょう)
いやー、いろいろ出てきますが臨場感を感じられるほどではないですね。
→「で?どこらへんなら臨場感を感じられるの?」
(ゴールに繋がってる前提で、どういうところなら臨場感を感じられますか?)
あー、自分がこんな風に活躍していて、それがいろんな人の役に立ってて・・・とか
→「で?それに対してだったら何をするの?」
(なるほどー。そのために今できることって何でしょうね?)
うーん、自分の活躍で役に立ちそうな人へ、自分の情報を発信することかな?
→「で?それやるの?」
(おー出てきましたねー!ゴールに対する想いがあるので出来ますよ!)
みたいな感じね。
きっと、このクライアントは、やれることをやり始めることで、
いろんな体験を身に沁みて感じます。
そこにコーチが側に居ることによって、思い込んでたスコトーマが外れていき、
どんどん現状の外へ踏み出していきますし、
どんどん映る世界が変わってきて、一番最初の「現状がとてもつらい状況で」を
なんで辛かったのか?忘れてしまいます。
そして自分を否定しなくてもよくて、自分はこのままで十分素晴らしいことに気づき、
そのうえで、どうしたいか?を基軸にゴールを更新し続けます。
現状が辛い、自分がイヤだ、こんなはずじゃなかった、などなど、
いろいろ体験して、そんな風に捉えてしまいそうなこともありますが、
「で?どうするの?」という話であり、
何もしないで、ふさぎ込むというのも、「そうしたかったからそうした」のです。
ふさぎ込みたくないなら、「で?どうするの?」で出てきた答えをやるんです。
「それが出来ないから、ふさぎ込んでんだよ!」と、言いたい方もいるでしょうが、
「本当ですか?」と質問しつつ、「で?それならどうするの?」という話。
何もしないで、ふさぎ込むしかないなんて状況、囚われの身なら理解できるが、
普通の生活でなかなか無いよね。
ご存じのとおり、最終的には自分がやるんです。
イメージするのは当然です!
アファメーションとかね!
ワクワクする情動の引き出しは、誰しもきっとあります。
イメージしてるのに妄想するだけで、ふさぎ込んで行動しないと何にもなりません。
ふさぎ込む感情を切り離して、「で?どうするの?」を淡々と自問自答して、
「ゴールに繋がる今できること」を毎日実践して、現状の外に実際に踏み出しましょう!
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。
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