「~すべき」から入らない

「私たちは何をすべきか?」という命題。
「すべき」なんて言うのはhave toということですから
「抽象度の高いゴールを設定すべきです」とか
「利他的なマインドになるべきです」というのは
良いことのように思えて、ただのコンテンツ介入です。
「抽象度が高いゴールが素晴らしいのです!」と言われて
「本当に心からそう思う」と重要性を感じたので
認識できた情報から設定したゴール。
例えば、世界の〇〇を救うとか、ぶっ飛んだゴール。
あなたの中の何が「救いたい」と感じたゴールなのか?
ここが「正義感」「不足感」「見栄」「同調圧力」だとしたら、
介入が解かれたら、相当ショックを受けると思います。
要は、本当にやりたいゴールではなかったということです。
「私もコーチングを学んだのだから抽象度高いゴールを設定しよう」
そう思って「抽象度高いゴール・・・利他的な社会性の高いゴール・・・」と
外側に目を向けていると、それなりに世界には多くの問題があります。
「おっ!あれだ!あの困っている人達を救いたいと思った」という感じで
「いやー、素晴らしいゴール設定をしたなー」と感じると思います。
「そうだな!抽象度の高いゴールが重要だな!」と刺激を受けて
「抽象度高い利他的な社会性の高いゴールをどれにしようかな?」
こういうゴール設定の仕方ではないんです。
まずは煩悩を徹底的に肯定するんです。
「何をしたら幸せを感じるか?」ここから始まるんです。
「あー、なんかわからんけど、こうしてると幸せだなー」という状態。
全然利他とか関係なく、自分だけ幸せだなーと思うことからでいいんです。
そこに重要性を感じれば、平日に多くの人が働いている間に
何の罪悪感もなく「あー幸せだなー」と感じることができる方法が見えてきます。
急に、私以外の人が全員ロボットになって、世の中が変わりなく流れていて
誰にアピールしなくても、地球に人間が一人だけでも幸せな人生ということです。
私の場合は、ただ音楽聴きながらドライブしたり、
港に行ってぼーっとしたりするのが、めちゃめちゃ幸せを感じます。
平日だろうが休日だろうが、ぜんぜん忙しくない人生ですので、
しょっちゅう車で繰り出して幸せを感じてます。
最初は他の人がどうとか一切関係ない、マインドの奥底にある煩悩を認めて満たす。
そんな幸せな状態を満喫しながら
さらに自分の中にある煩悩を大きくしようとしていこうとすれば
おのずから周囲の人々や社会の貢献になっていくんです。
それは、抽象度がワイドに上がっていくということですので
抽象度が「高い、低い」だけでは捉えきれないほどに広がり、
「やっぱり自分のやりたいことじゃなかった」なんてことにならないので
途中でプツリと辞めることもありませんし、高い臨場感の連続です。
最初から社会貢献しようとしていたら
やがて自分が苦しくなって息詰まってしまいます。
コーチでも、息が詰まっちゃって途絶えた人は大勢います。
こういった現実からゴール設定の大切さが伝われば幸いです。
意外と、利他=社会貢献という解釈から入って
外側にばかり目が行っている人が多いのです。
結局、「あなたがどうしたいか」から
とんでもなく広がっていくんです。
それが腑に落ちてないと、
「コーチング理論学んだのだから世界平和ですよね?」という
クライアントさんの臨場感を置いてけぼりにするような
利他を振りかざしたコンテンツ介入をしちゃう可能性があります。
私的成功をコーチングマインドで扱うことができれば
我利我利亡者になる心配はなく、やがて抽象度が上がります。
まずはクライアントさんの私的成功を徹底的にサポートする。
そのためにもコーチは、プロのコーチになって稼いで活躍して
クライアントさんの先を突っ走っていきましょう!
最後までご覧いただきまして、本当にありがとうございます。
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