
勇気が必要であればオレに訊け②
現状の生活に違和感を感じて、どうしてもやりたいことがあり、
現状の外に行くと決めて行動したとしましょう。
ゴールのイメージを深めて臨場感を感じるというのも日々育んでます。
「いまはこんなんだけど、いつかゴールを達成していい思いをしてやる!」
こんな風に思ってゴールに向かっていませんでしょうか?
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確かに、今はゴールの状態ではないので、現状に違和感を感じるかもしれません。
だからこの違和感から抜け出し、満たされる世界を実感したいことでしょう。
「どうしてもなりたい」というのは、そんな動機の場合が多いですし、
「くっそー、こんな自分を変えてやるんだ!」と意気込んでるかもしれません。
この「ハングリー」にも感じるマインドは、勇気の起爆剤なのでしょうか?
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この現状の違和感を抜け出したくて、慌ててゴールに向かうという
ハングリーマインドは、ゴールへ行動する動機としては有用です。
問題は「いまはこんなんだ」とか「くっそー」など、
現状の物理世界の「不足」をゴールに向かうことで「満たす」という、
現状を「不足している」と捉え、否定していることです。
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ゴールは、自分の中でイメージと臨場感を感じられる最も高いゴールを設定して、
達成方法は重要性によって認識できるようになり、邁進していくのですが、
そのままでは、ゴール達成することはありません。
ゴールは近づくにつれて、ゴール自体が当たり前になりつつあるので、
当たり前のことをするのにエネルギーは使わないということは、
ゴール達成へのエネルギーが弱まるのです。
だからゴールに近づいたら、その時点での成長した世界の捉え方で
さらに高いゴールを設定して、ゴールを更新することでエネルギーが持続します。
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ここで現状を否定して「不足」を「満たす」マインドでゴールに向かうと、
不足がもうすぐ満たされそうな時点で、エネルギーが弱まり、
ゴールを更新するので、またそのゴールに対して不足感に陥ります。
「言葉」として、最初に設定したゴールの言葉通りになっていて、
「映像」として、最初に設定したゴールの状態を実際に見ていても、
不足からくるハングリーマインドは、「情動」が満たされないということです。
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このことに気づかずに、ゴールに向かうハングリーな動機で邁進すると、
ゴール達成のための「不足」を手放すイベントが発生します。
過去の許せない自分や、人に見せたくない恥ずかしい自分が大嫌いで、
そんな一面を持つことが不快で仕方なかったり、
現時点で満たされていないことに恥ずかしさを感じていることに、
嫌ったり、恥ずかしさを感じることなんてなくて、
どんな状態の自分も大好きであって、すでに満たされてるんだよ。
ということに、向き合うことになります。
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これもまた、「いや!そんなはずはない!」
「あんな自分だから今が満たされてないんだ!」というような、
これまでの自分が臨場感高く受け入れてきた情報により、
頑なに否定している事と向き合うので、向き合うのに苦しさを感じます。
この自分と向き合い、現状の自分を受け入れて、そんな自分も好きと気づき、
現状を否定するわけでもなく、現状のままでいいと思っている訳でもない、
肯定も否定もせず、現状の素晴らしい自分を認めて、ありのままに幸せを感じる。
ここに到達するまでに、また勇気が必要と感じるかもしれません。
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私の場合は、体験談として話すと、
コーチとして活躍したくて、現状の外に向かってどんどん邁進していましたが、
どうも進んでいるような気がせず、さてどうしたものか?と思っていました。
そこで、解決の方法として見えてきたのが、「コーチもコーチングを受ける」という選択。
コーチもマインドのプロですが、当人には気づかないスコトーマ(心理的盲点)があって、
自分の過去から築き上げてきた自我によって、気づかないことがあるのです。
このコーチングを受けるのも、当時の私には超絶思い切らなければならない金銭状態でしたが、
「現状のコンフォートゾーンで「無理」と決めつけてるだけ」と、勇気を出して依頼しました。
そのコーチングセッションで自分と向き合い、非常にカッコ悪くもがき苦しみましたが、
あんなに否定したり恥ずかしがっていた自分を受け入れて、現状を肯定も否定もせず、
現状の素晴らしい自分を認めて、ありのままに幸せを感じるに至りました。
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「現状の外」って、ゴールに向かって一回だけ踏み切ればOKではないのです。
ゴールを達成するとは、ゴール側のコンフォートゾーンに移行するということなので、
不足が満たされたから達成なのではなく、既に満たされてるからそれがコンフォートなのであり、
ゴール設定することで、当然のようにゴールの世界になる(更新は必要ね)。
不足だから「ない」を、努力などによって「ある」にするのではなく、
既に満たされていて、情報空間に「ある」状態を描き、その「ある」を物理世界に落とす。
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自分と向き合うのって、私の場合は一人では無理(というか気づきもしなかった)だったのですが
あなたも、ゴールから考えて現状を「不足」で捉えてるか?
嫌いな自分や恥ずかしい自分を押し込めて、自分を受け入れてない状態ではないか?
振り返って向き合ってみてはいかがでしょうか?
もちろん、コーチは全力でサポートすることができます。
私自身、勇気が必要と思われる場面で、見てくれがカッコ悪くても勇気を振り絞った実績があり、
実際に勇気が必要だと感じている人が多くいるのではないか?と思いますので、
この「勇気」シリーズを投稿しております。
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1ステージ上がる勇気のカギは、「全ての自分を受け入れ、ありのままに幸せを感じる」です 。
明日は、「絶体絶命が現実味を帯びてきたように思えるとき」についてにします。
次回も、是非ご覧ください。

