断定・強制を手放し共感を目指す

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経験則の話は注意が必要

コーチングセッションではないですが、ある場面での自分の会話で「あっ!」と立ち止まって考えました。

ある質問を受けて、私が答えていたのですが、「自分の経験からこうだったし、 こんな感じであなたが相手の未来を引き出すといい方向に行くよ 」というような答え方をしていることに意識的になりました。

コーチングっぽく「こんな感じであなたが相手の未来を引き出すといい方向に行くよ」という「あとはあなた次第」という言い方で「絶対こうして!」という断定的な言い方ではないので結果的にはギリギリセーフかな?

いや、コーチングというよりアドバイスだな。。。

んー微妙・・・アウトかも・・・。

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「自分の経験がこうだったから、こうするべき」という答えって、未来への可能性を塞いでしまう危険性があり、「自分が無意識で使ってないか意識的にならないとな」と感じました。

断定的な言い方になると「私の経験から女性は話が長いので、会議のメンバーに入れない」という発言みたいなことをしてしまう事態になりやすく、昨今の様々な発言問題を見ていてもタイムリーに感じられるでしょう。

ビジネス本なんかも、かなりの割合で筆者の影響力ありきの経験則による内容により、「この筆者が言ってるんだから、このやり方で間違いない!」と、やり方のなかに「自分」が無い方法に着手して、結果息切れすることは多いでしょう。

まずは、「自分がどうしたいか?」というところから始まるのは当然として、方法を模索する中で他人が示したことをそのままやるというのは、課程において学べる部分はあると思いますが、自分の人生ではなく、他人の人生になってしまいますので、結果が出たとしても短期的なものです。

やり方の中に、本来の自分の表現がなければ、「やれ」と言われたことを「やる」という、want toの観点が無い実践になってしまいますので、長期的に違和感を感じることになって続かないでしょう。

このブログも、誰かが「今日はこの内容投稿して、明日はこの内容投稿して・・・」と言われたとおりに毎日投稿していたら、長期的には続かないです。

方法の実践は「強制」ではないのです。

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先ほど私が答えた 「自分の経験からこうだったし、 こんな感じであなたが相手の未来を引き出すといい方向に行くよ 」 というのも、

「あなたがどうしたいのか?」や「相手がどうなったら嬉しいのか?」や「それらが自分だけの利益しか考えてない抽象度の低い状態ではないか?」などの観点が無い私の経験則だったと気づき、普段の会話から気をつけていこうと思います。

「あなたがどうしたいのか?」 や「相手がどうなったら嬉しいのか?」 ということに対する想いがあるからこそ、私に聴いてきたわけですし、「それらが自分だけの利益しか考えてない抽象度の低い状態 」だとしたら、方法は「強制」になってしまう見通しがあるので、実践方法として戦争やブラック企業のような遥か昔の考え方ですし、そこら辺の話から始めなくては危険です。(今でもそんなことを考え実践している人や企業があると思いますが・・・)

「あなたがどうしたいのか?」 や「相手がどうなったら嬉しいのか?」 が、「どちらも嬉しく相乗効果を発揮するような素晴らしい状態」を見据えていて、「相手自身も自分の未来を見据えた先に、その状態になることに共感する」ことで相互理解することが、お互いが良い情動に心を動かされたパフォーマンスなのです。

方法の実践は「共感」を目指したいですね。

経験からの発言は、過去に効果があったというエビデンスがあるということにおいては有用ですが、それによって断定的になったり強制的になったりするのは、過去に縛られている観点ですので柔軟さが必要ですね。

最後までご覧いただき、ありがとうございます。

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