行ってみよう!やってみよう!世界が変わります!
昨日、友達を乗せて車を運転してるとき、彼が「あっ、ジムニーだ!」と言いました。
「あっ、そうだね」くらいの反応で返しましたが、その後も見つけるたびに「ジムニーだ!」と言います。
ジムニーとはスズキの車種で、アウトドアなんかが良く似合う、なんというか「ジープ」の小さい版みたいなフォルムで、新型のジムニーとかジムニーシエラが購入から納車まで、かなりの期間を要する人気車種です。だから多くの人が乗ってますし、よく出くわしましす。
「あっ!そうか!ジムニーが好きなのね!」、というのも、彼はDIYでキャンプしたりとか、山奥に住みたいなんかのジャンルに非常に興味があることを聞いていたので、自ずとジムニーに重要性を感じるだろうなと思ったからです。
「そうなんですよ。ジムニーをカスタムして乗るYouTubeの動画とか密かに見てますもん」とのこと。
彼はミュージシャンで、ホントにいい曲歌うんですよ。
彼とは10年以上前に知り合ったのですが、知り合う以前から今まで、ライブなど活動する中で、同じ物件に住み続け、波風が立たないようなアルバイトを長く続けて、 ずーっと同じような生活をしています。
「でも、車なんて買えないですからねー」と言っていましたが、それは十数年も同じような生活というコンフォートゾーンで凝り固まった考えなので、そう思い込んでいるだけかもしれません。
スズキに試乗しに行くのは、免許あれば誰でもできるし、そこで見積もりをしていただくことで、担当者の方も売りたいわけですから、様々な方法で見積もりを出してきます。
そうしたら「あれっ?このくらいずつだったら払えるかも・・・」みたいに思うかもしれないし、その前に試乗してるわけですので、ハンドル、シート、フロントガラスから見る景色など、リアルな臨場感の真っただ中で、「これ乗って山行って〇〇してー」みたいなイメージをブーストさせることもできるので、ゴールのイメージに対してほしくなる可能性が高いです。
または、「それなら、こういう風にしたら、この見積もり通りに支払えるな」と、見積もりを知ったうえでの購入方法が見出せるかもしれません。
行ってみなきゃわからないし、あんなに「自分は車なんて買えない」と思い込んでたのに、「あっ、車って自分でも買えるんだ!」とスコトーマ(心理的盲点)が外れるかもしれません。
そして、もし購入して運転し始めたら、「自分は自由にジムニーでアウトドアをするべき人間なのだ」というのが当たり前になる訳です。
それは今まですーっと同じような生活を繰り返していたコンフォートゾーンが 「自分は自由にジムニーでアウトドアをするべき人間なのだ」 というコンフォートゾーンに移行するということですので、同じようないつもの生活が居心地悪くなって、移行したコンフォートゾーンに合った生き方を見つけて、それに進むかもしれないですし、それが「音楽がヒットする」ことに繋がるかもしれません。
よし!今度、無理やりスズキに試乗しに連れて行こう!
-・-・-
というのも、私が同じ体験をしているというのがありまして、以前乗ってたホンダのフィットという車が、10年10万キロ乗り続けていて、買い替えるというのが、ぼんやり浮かんでいたころでした。
そのころ仕事もうまくいってたんです。
実績も良かったし、全国報奨みたいなのに該当したらしく表彰されて、品川プリンスの大会場みたいな場所で、社長以下、いかにもサラリーマンで出世なさったであろう200人くらいの大人たちの前で 、優秀店の取り組み事例をステージの上で発表したり(さすがに全国でライブしてる私でもちょっと緊張した)とか、他にも様々な報奨対象になり、報奨旅行で、北海道とか熱海とか行って、めちゃくちゃお酒飲んだりしてました。
でも、これ以上の出世に興味が見いだせていない(現状の先にゴールがない)状態でした。
そんな中、ある社長に出会う機会があって、乗ってる車の話になり、「アルファロメオのジュリエッタに乗ってるねん」とのことで、私も車好きなので、「へー!いいですねー」みたいに会話してたら、「アルファロメオもええけど、アバルトって面白い車があるねん。今度試乗しに行こうや」と言われました。
「名前を知ってるけど、そんなの自分が乗れるわけがない」「外車のディーラーなんか敷居が高くて入れない」という印象の自分でしたので、「あっ、ボクそんなところ入ったことないので着いていきます」くらいの気持ちで、試乗しに行きました。
先に、その社長がアバルトに試乗して、試乗なのにけっこう飛ばして「タイヤ吸い付くわー」とか、凡人にはわからない表現でリラックスして楽しそうに走行して、途中で自分と交代。
マニュアル車とオートマ車両方試乗したのですが、マニュアル車がめちゃくちゃ走るのが楽しい車で、こりゃ通勤もプライベートも無機質な運転になることがないのではないかという体感をしました。
そしてディーラーの方と見積もりの話してたら、自分は絶対外車なんて買える人間じゃないと思ってたのに、驚いたことに「えっ?これだったら買えるんじゃね?」と思いました。
その日は買ってないのですが、それから事あるごとにアバルトのことばかり考えるようになって、重要性上がったんでアバルトを調べまくるし、街を走っているのを見かけたら「アバルトだ!」と注目しちゃうし、数か月後にどうしても欲しいので購入しました。
ここにきて、マニュアル車を購入するとは。。。以前の自分からは信じがたい変化です。
まぁ社長に着いてきてもらいましたけど。。。
社長も「オレの紹介した車を買うなんて、お前男やで!」みたいに喜んでくれました。
-・-・-
そして、そのまま「購入記念飲み会」をして、そのときに「こういう車乗ってる人はタバコ吸わない」とか「こういう車乗ってる人は渋滞でイライラしない」というように、キャラ設定をしました。
そして長年吸っていたタバコも「今あと5本タバコ残ってるので、これ吸ったらやめます!」と言ってホントにやめましたし、渋滞もイライラせず、私の車の前に入りたそうな車には、優しく「どうぞ」みたいに入れてあげたりが当たり前になりました。
そんな中何が起こったか?
まず、購入決めて手続して納車までに半年かかったのですが、その間に一気に仕事がうまくいかなくなりました。
「これ、オレのせいじゃないだろ!」というような流れなのですが、組織ってのは自分の影響力だけではうまくいかない部分もあったりして、もろに喰らった感じです。
そういうのが続くと、「今の現状って実はずーっとおかしくて、それに思考停止で進んでただけなのではないか?」と現状に強烈な違和感を感じ始めて、日に日に強くなっていきました。
そんな中で、コーチングに出会いました。
「こんな世界もあるのか!」ということを知り、それから事あるごとにコーチングのことを考えるようになって、考えれば考えるほど現状に違和感を感じて、どうしてもコーチになりたくなったので、退職しました。
コーチの認定講座も、自分には受講料を払えるわけがないと思っていたのですが、どうしてもなりたくて、イメージと臨場感を深めていくと、受講できる方法が見えてきて、決心して受講しました。
そして今、コーチとして活動しています。
-・-・-
自分の理想にピッタリな場所や物というのは、自分には手が届かないと思いがちなのですが、その場所に行ってみたり、物を購入してみたりすると、理想に合致しているので、理想側のコンフォートゾーンに移行する最高のきっかけになるでしょう。
コンフォートゾーンがゴール側に移行すると、ゴール側に進むための出来事が立て続けに起こるのです。
今回はその一例を体験談として投稿致します。
コーチングを受けると(いや、コーチングを受けると決心した時点から)、コンフォートゾーンがゴール側に移行し始めるので、 ゴール側に進むための出来事が立て続けに起こります。
信じられないかもしれませんが、コンフォートゾーンが移行すると、「ホメオスタシス(恒常性維持機能)」というのが働いて、今までコンフォートゾーンだったことが、慌ててゴール側のコンフォートゾーン側に行こうとするからです。
今のコンフォートゾーンでグルグルしているのであれば、本気の気持ちでコーチングを受ける決断を視野に入れてみましょう。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。
-・-・-