
「ちょっと待って」は限りがある
東京駅に行ってきました。
「TOHOKUフェア in 東京駅」が開催されている情報を得て、そこで売られている「バナナボート」という商品が買いたかったからです。
どんな商品かといったら、「まるごとバナナ」とほぼ同じ、バナナを生クリームとスポンジケーキで包んだ食べ物です。
私はその商品を知った幼少期から3日前まで、何十年もバナナを生クリームとスポンジケーキで包んだ食べ物は「バナナボート」という名前だと思っていました。
「バナナボート」と聞くと、海上で乗るバナナの形をした遊具ではなく、あのお菓子を思い浮かべます。
だから「まるごとバナナ」は、バナナボートっていう名前の食べ物の商品名だと思っていました。
焼きそばっていう食べ物の「UFO」という商品名みたいな。
それが、秋田県にある「たけや製パン」が製造している「バナナボート」という商品名で、秋田にしか売ってなくて、まさに秋田のソウルフードであり、秋田県人は、あの食べ物を「バナナボート」という名前だと思っている人がたくさんいるというYouTubeの動画を見て知りました。
あれを食べて育った私としては、この歳になって衝撃的過ぎて愕然としました。
そしたら、東京駅で期間限定で売っているという情報が!運命か?
今日は、強い雷雨が降っていて、行くのが躊躇されてダラダラ時間が経過してしまいましたが、夕方になって「もうすぐ止むらしいし、行こう!」と決意して電車で向かいました。
到着して、販売しているスペースを探して、一回り見ましたが、確かに東北の食べ物が売っていましたが、バナナボートが売ってる気配がありません。
お店の人に画像見せながら訊いたら、「これ人気商品で毎日16時ころには売り切れちゃうんですよねー」ということで、売り切れてました。「明日また来てください」とか言われたけど、明日は用事があるし、フェアは明日が最終日だし、残念ながらGETできませんでした。
なんとも無駄足でしたが、仕方ないことです。
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営業時間は情報として得やすいですが、売り切れはリアルタイムなので情報として得にくいです。
情報として実際に見たものは臨場感が強いので、「営業時間内は確実に売っている」という思い込みに繋がります。私もそうでした。
雨で行くのを躊躇していた時も、「20時までに行けば大丈夫だし」と考えていました。
しかし、そうではなかった。まるで人生のチャンスのようです。
自分にとってものすごく価値を感じる物事に対して、料金とか、「やっぱ嫁に聞いてみないと・・・」みたいな理由で「ちょっと検討させてもらいます」という場面ってよくあると思うんです。
でも、それも時を待たずして売り切れてしまったり、物凄く売れ行きが良すぎて価値が上がり、値上がることだってあります。
しかも、「一度検討する」というのは、現状を超える購入ということを選ばずに、現状維持を選んだということになりますので、変わらない現状に安心して現状のままでいることを強く肯定する傾向になります。
これは、正確な統計を知っている訳ではないですが、チャンスの話があって、それがwant toだから、すぐに決断して飛びついた人の方が上手くいってるイメージがあります。ウダウダしてたらチャンスを逃すみたいなイメージってありませんか?
注意としては、これはあくまで、自分が価値を感じている物事の話であって、価値を感じていて料金とか家族の許可とかで躊躇している人の話です。
自分にとって価値があるのか?価値が無いのか?が判断できないとき、営業の人とかが上手いこと言ってきた勢いで良い商品のように思えてきたときなどは、want to とは言えませんので、すぐに決めるのは危険です。
「自分がどうしたいか?」ということに向き合って決断してほしいということと、「自分は購入の決断をしたい!」「でも支払えるお金を持ってない」ということであれば、商品提供者に訊いてみるとかしたら、自分が見えてなかった可能性を提示してくれることだってあり得ます。
今日の体験は、お菓子が売り切れてて無駄足だったということでしたけど、抽象度を上げると、自分の中にある様々なwant toな物事に対して、何もせずに自分の中だけで考えてウダウダしていることってありませんか?ということに目を向けてほしいなと思い投稿します。
動いてみたら、「えっ!そうだったの?」くらい自然な流れで可能性が開けて、人生が好転するかもしれませんよ。
「自分がどうしたいか?」「何に価値を感じているのか?」「躊躇せずに動いてみてから判断する」
以上、「バナナボート」が、誰かの役に立てたら「たけや製パン」で育った私としては最高に嬉しいです。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。
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