「勝つ為に出場」した際の自尊心

苫米地式コーチング認定コーチ 針金 雅信です。

優勝することの目的

「M1グランプリ2019」大変面白かった。

ミルクボーイ、一夜にして凄いことになっているだろう。優勝するなんてもの凄いハードルだったに違いない。

当然お笑いの批評をするのではなく、ゴール設定について。

5,040組もの出場者数が集い、渾身のネタを披露した訳で、当然優勝を目指しての大会なのですが、優勝して賞金1千万円獲得が目的なのか?優勝して仕事増えて、いわゆる「売れて成功者となる」ことが目的なのか?が重要な分かれ道なのです。

多くの芸人が後者の目的であり、1千万円獲得は、その経過であろうと思います。

しかし、「売れて成功する」というゴール設定が、あまりに漠然としている状態のまま出場した芸人も、数多くいたのではないでしょうか?

むしろ過去の優勝者を見ると、漠然としたまま優勝した芸人や、売れるというビジョンが過去のロールモデルのコピー以外の選択肢がない状態で優勝した芸人もいたと見えます。

では、コーチングから考えるM1グランプリ優勝に関して。

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自分は、どの次元に居て当然なのか?

自分が「いつものように」「慣れている」状況のことを「コンフォートゾーン」といいます。

六本木ヒルズに住んでる富裕層の方は、六本木なんて当たり前の空間ですが、田舎の○○村に住んでて、一回もその土地から出たことがない方に、「今日だけ六本木の夜の街で一緒にパーリナイしようぜ」ということになっても、非常に居心地が悪いのです。

逆に「若い時の苦労は買ってでもすべきだ!」という価値観を撒き散らして、過酷な労働なんかさせられていて、それが当たり前だと思ってる若者も、過酷な労働環境がコンフォートゾーンになり、抜け出すと楽であっても、抜けようとすると、もの凄くクリエイティブに抜け出さないほうが良い理由を考え付いてしまうのです。

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では話をM1グランプリに戻しましょう。

「優勝したら有名になるはずだ」程度の漠然とした考えで、仮に優勝してしまったらどうでしょう?

かなりの確率で、翌日から呼ばれるバラエティで、「ネタを披露する」ことは、めちゃめちゃ練習したのでバッチリできるでしょうが、その後の「バラエティで通用する芸人か?」が試される機会で撃沈する可能性が高いです。

それは、コンフォートゾーンが「売れない芸人」だったのに、いきなり「売れてる芸人」になったので「売れてる状態」が居心地悪くてリラックスできないので、実力が発揮できず、いや、実力もなにも「バラエティで活躍する自分」というイメージと臨場感がないので、元のコンフォートゾーンに戻りたくなり、あわてて戻ってしまうからです。

「M1優勝→バラエティで活躍→成功者」というロールモデルしか考えてない場合は、優勝してバラエティに出たときに、ネタ創りの才能はあっても、バラエティで活躍する才能が無いことにぶち当たる可能性があります。そうなったら柔軟に対応できなくて悲しい捉え方をしてしまうのです。ゴールのイメージと臨場感が凝り固まって可能性を制限しているので「売れる側」にコンフォートゾーンが移行しないのです。

M1優勝者という、一気に知名度が上がる機会があれば、もの凄い成功するための選択肢が増える。

まずは、売れた時のイメージと臨場感を高める為に、一日に4万~6万回無意識で行っている自己対話(セルフトーク)を意識的に「自分は売れている芸人だ」という前提で行い、その上で行動することにより、エフィカシー(自己のゴールに対する自己の達成能力の自己評価)と、セルフエスティーム(自尊心)が向上します。

それにより、売れるというゴールのイメージと臨場感が、現状の臨場感より強くなり、コンフォートゾーンが売れる側に移行するので、現状の売れてない状態が居心地悪くなり、あわてて売れる側に行くことになります。

それと同時に売れるというゴールの達成方法が、どんどん見えてくるので、「M1優勝→バラエティで活躍→成功者」という以外の選択肢に気づき、自分の才能と照らし合わせたりして、自分なりの「売れている芸人」になるのです。

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「絶対に他の芸人と一緒の売れ方でなくてはならない」ということはありません。

当初は「A」という事業で起業したのに、紆余曲折で「B」という事業で大成功したなんて例は、ホントにたくさんあります。

芸人でも絵本作家やオンラインサロンなどで超有名な芸人、「パーフェクト・ヒューマン」やyoutubeで勉強を圧倒的なプレゼン能力で教える」超有名な芸人や、テレビに出なくても、営業で全国回って大成功している芸人、モノマネBARで大活躍の芸人、それこそyoutuber芸人など。

自分なりの新たなロールモデルでも良いし、バラエティで自分なりの個性で大活躍できたら、見てくれるたくさんの人にハッピーを与えられるでしょう。

ゴールを設定して、コンフォートゾーンをゴール側に移行して、売れるのが当たり前の次元でM1優勝して、自分なりの個性を発揮した売れ方で大成功する。これが理想的です。

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より多くの人が、良いものを知る機会を得るというゴール

ミルクボーイは、あまりテレビに出てない芸人らしく(私は知らなかった)、審査員の点数が読み上げられている最中、ずっと「いやいやいや・・・」と「そんなことないですよー」みたいに手を振っていた。

「M1史上最高得点でーす!」なんて信じられなかっただろう。

「いやいやボクらなんてそんな・・・」という気持ち(自尊心)なのか?と感じたが、それは今後の活躍ではっきりするだろう。超面白かったので是非活躍して欲しい。

ビジネスや音楽の観点でのブログが多かったが、お笑いも、まずゴール設定してからの組み立てが重要になってきます。

良いものは、より多くの人に届けたい。

まず知って頂いて、そのうえで判断する機会を多くしたい。

全然知名度が低いけど、もの凄くおもしろいコンテンツを提供している人が、この世にどれほど多く居ることか?

前回の記事もそうだが、知らないと判断も出来ない。判断は見た人が決めるわけですので、価値観の押し付けではなく「これいいでしょ?」という感受性です。

より多くの良いコンテンツを知る機会が増えることで、より多くの人がハッピーになる世界をみんなで創りたいものです。

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