「現実的ラブストーリー編集力」を高める5万回の自己対話

苫米地式コーチング認定コーチ 針金 雅信です。

二人の恋はまるで 積み重ねたハーモニー

【好きな人とのロマンチックな妄想にドキドキしていた】

~splendoredっていう単語はないらしいね~

12月のこの時期になりますと「とりあえず、ロマンチックを助長するツールが目に映るように、ありとあらゆる場所でメルヘンキラキラさせとけば、時期的にも何かしらの購買意欲に繋がるんだ!」と絶対に情報発信側は考えているであろう勢いで、「外出→駅前→キラキラ、外出→定番スポット→キラキラ、家でテレビ→画面に映る→キラキラ」とキラキラからの逃げ場がないです。

最近は「彼女(彼氏)めんどくさい」という風潮が少し出てきて、「一人ぼっちの年末」がツライみたいな状況でもないのかもしれません。

彼女(彼氏)が欲しい。好きなあの人と付き合いたい。でも叶わない。という方へ、コーチングの観点から、想いが叶う、叶わないに関して100%保証は誰もできませんが、これを読んで「今の状態だとダメだったわ」と気づいた方が、これから改善して人生全体としても良い方向に進んでいただきたいという想いで書いております。

-・-・-

では、「あの人と付き合いたい」というのは、ゴール設定になる訳で、ゆくゆくは「結婚したい」とか「子供産んで・・・」というゴールに更新していく流れが多いと思います。(結婚に拘らないカップルもおりますが)

ルックスや年収が圧倒的な人、アーティストな分野で活躍していて、もの凄くかっこいいコンテツを届ける人、めちゃくちゃおもしろい人、いつも優しくしてくれる人、頼りがいがあって尊敬できる人など、惹かれる部分は人それぞれですが、ゴール達成の状態をリアルにするには、イメージと臨場感をふくらまして、ゴール達成の状態がコンフォートゾーンになることで、パフォーマンスが加速します。

I×V=R です。 Iはイメージ、Vは臨場感、Rは現実です。

さぞかし素敵でロマンティックなイメージに、「ポワーン」としてきた方もいるのではないでしょうか?「Romanticが止ーまらーないー」「わたしーの 横にーは あなーたー」「私のトリセツ」など、ヒットソングは(最初の2曲は、めっちゃ古いけど)いつの時代も二人のゴールのイメージの言語化であふれかえっています。

ここで警告!そのイメージ、臨場感、ホントにそれでいいの?という、良くないイメージをしてしまっている人が、非常に多い気がします。

「want toのゴールで、イメージ、臨場感をふくらまして、未来側にコンフォートゾーンをつくり、ゴール達成へのパフォーマンスが向上する」でしょ?なにが悪いの?に対しての「イメージ、臨場感のトリセツ」を解説していきましょう。

ジャイアニズム ラブストーリー

【好きな人とのゴールのイメージが、自分の喜びだけだった】

では、イメージと臨場感について。

先ほど挙げた3曲の歌詞を見ていきたい。

「Romanticが止まらない」は、さすがレジェンド松本隆作詞ですので、歌詞で多くを語りませんが、後の2曲はどうでしょう?ちなみに全てセールスの面で説得力があります。いい曲たちです。ありゃ売れるわ。「あなた」とか超いい曲よ!

コーチング的に歌詞を見てみましょう。(以下からリンク)

「あなた 歌詞」

「私のトリセツ 歌詞」

歌詞なので、文字制限もあります。ですのでこの歌詞部分のみの世界観で結論を申し上げますと、「ゴール達成時の自分のいい思い」のみイメージしているということです。楽曲に対する批判では一切ございません。

「私が~して、それから~して、その横にはあなたがいて欲しい」「私を選んで頂いたので感謝してますが、~と、~をして下さい」など、主人公の未来は素晴らしい状態でしょうが、「好きな相手に対して私は何を与えられているのか?」「与えた結果、相手とはどんな素晴らしい状態か?」「友人、家族など関係性のある人たちの祝福的な場面」などをイメージしてない場合が非常に多いのです。

「バンドマンの彼は、超かっこいいライブをして、たくさんの女性からキャーキャー言われてるけど、彼が家に帰ったらそこに私が居て、私だけにとっても優しくしてくれるの。あぁ、なんて幸せなの!」みたいなラブストーリー。

自分だけの素晴らしい未来では、社会性の無いゴールになりますので、様々な相手に応援されません。結果が出るということは、様々な相手に「いいね!」「応援したい!」と評価していただいた上で成し遂げられることを忘れてはいけません。

そしてコーチングでは、時間は未来から現在、そして過去に流れると考えます。

「自分も相手も互いに与え合い、相乗効果で関係性が発展していく未来」から時間が流れてくるので、現在の自分は「どうしたら相手が喜ぶだろうか?」「どのくらい自分の心が豊かなら、相手と交際できるにふさわしい人なのか?」という観点で行動します。

その結果、RASが働き、スコトーマが外れるので、だんだん方法が見えて来るに従い、利他的行動や自分のマインドが豊かになることで、交際に対しての効果だけでなく、より多くの人に対しての優しさになり、人生全般に役立つのです。

人間には「RAS」(網様体賦活系)という機能が備わっていて、五感が受け取る様々な情報から、自分が重要だと思っている情報だけをピックアップして、重要でないものは認識できないようになっています。

その脳のフィルターであるRASによって遮断された情報のことをスコトーマと言います。

-・-・-

ここで補足として、相手をよく観察して、「これをやれば相手が喜ぶ」というのが見えてきた際、相手を喜ばすための行為が、「本当にイヤだけど、相手が喜んでくれるなら・・・」というhave toだった場合は、やらなくてよいです。

「与える人」というのは、「自分のことはどうでもよいから相手が喜んでくれればそれでいい」という気持ちで与えていると、まず与えている(と思っている)自分がリラックスしていない状態ですので、与えるパフォーマンスは自分が思っているより非常に弱くなってしまいます。

さらに、相手は「100」与えたら、「100」喜んでくれるとは限りません。リラックスしてない状態で「100」与えているのに、相手が「50」しか喜んでくれないと、リラックスしてない状態は、心を狭くしてしまいますので、「こんなに私が頑張ってるのに、ぜんぜんわかってくれない!」という、全く逆の結果になってしまう可能性が高いのです。

相手が喜ぶためにwant toで取り組めることと、コーチングマインドを研鑽してマインドを豊かにしていく事に集中することが効果的です。それで相手が図に乗って「あれもお願い、これもお願い」みたいな自分中心の接し方をしてくるようであれば、「私は相手の一部しか見ずに惹かれていただけなのね。私と交際するにふさわしくない人だったわ」と考えられますし、豊かなマインドで日々相手と接していたら、相手のマインドが成長して、あなたのおかげでうまくいく可能性だってあります。

「肉じゃが得意です」みたいなアピールポイント増やすのも当然重要ですが、豊かなマインドが備わっている上でのアピールポイントでなければ、短期的アピールポイントです。

-・-・-

やっぱ好っきゃねん

【奥手なアタシでも、いつか白馬に乗った王子様が迎えに来てくれると思っていた】

「そんな!あんなに誰からも人気でモテモテの「~さん」と、私が付き合うなんて不釣り合いに決まってるじゃない」という奥手な女性が、様々なキュンキュンするストーリーの果てに、モテモテの「~さん」と付き合うことになってハッピーエンド。

「ラブストーリーの鉄板のジャンルだね!」と言っても過言ではない、このストーリーに、ドラマなのか、映画なのか、漫画なのか、色々あるけどキュンキュンした人も大勢いるのではないでしょうか?

自信のない女性(男性)に、運命的な成功の疑似体験を臨場感高く届けてくれますので、人気になりやすいですが、この「自信があるか?ないか?」が、実際には非常に重要なのです。

-・-・-

これまでの振り返りをするとわかりやすいので、順を追って振り返ると、①~③まで振り返りで、④、⑤が新たな見解です。

① 「あの人と付き合いたい」というwant toのゴール設定

② 自分だけの喜びではなく、自分も相手も与え合うようなお互いハッピーになるイメージ。さらに周りの人たちの関わりのイメージを深める

③ イメージにより臨場感を持たせるために、相手に惹かれた要因のみに注目するのではなく、相手を観察して「相手がどうしたら喜ぶか?」「ゴール達成した時の自分の心の豊かさはどうか?」などを基軸として現状の行動に効果を持たせる

④ 効果的に行動しながら、普段無意識で行っているセルフトーク(自己対話。1日4万回~6万回無意識で対話している)を、徹底的に意識して、「私なんて・・・」とネガティブな対話をすぐに修正して、常にポジティブに「私は「~さん」と交際するに値する人である」と対話する

 ポジティブなセルフトークと、未来思考の行動で、エフィカシーとセルフエスティーム(自尊心)が向上して、コンフォートゾーンがゴール側へ移動して、want toのパフォーマンスに集中する

上記の流れで、エフィカシーが高い状態をキープしましょう。真の成功者は「自分はゴール達成することができる!」と思って行動しています。「いやー、どーっすかね?」という気持ちで取り組みません。こんな気持ちでは、関わる人を不幸にする可能性が高いです。

エフィカシーが高い状態で交際して、相手が未熟だったために勢いで別れることになっても、後に相手が成長したら、「あのころガキだったけど、あいつ(あなた)が一番だったな」と思うかもしれません。

-・-・-

恋愛を例にコーチングを語ってみましたが、ポイントは3つ。

・社会性のあるゴール

・エフィカシーを上げる

・want toで与える(リラックス)

「金持ちになって遊んで暮らす」みたいな、社会性の無いゴールが、なぜこれほどまで叶わないのか(叶ったように見えても、真の成功ではないのですぐに失脚してしまうのか?)参考になったと思います。金持ちが悪いと言ってるんじゃないよ。

「ルックスのいいオレが誘ったら、女なんてコロッと落ちるに決まってんじゃん」とか「あたしが自分のバックを道の真ん中に置いたら、男は喜んで取りに行くのよ」といった、外見のみの自己効力感は、今回の話の対象外ですし、扱うレベルではありません。

人の縁起で、お互いの幸せが加速する。このような関係がより多くなることで、人々が豊かになり、世界平和にまで繋がるのかもしれません。

クリックしてコーチングについて深めよう!

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中